LINK介護職員コラム清水

『行間を読んでみよう。』                               LINK介護職員vol.76 清水

前回からの流れで、今回は反対側からのアプローチ。

暗黙知と言う言葉があります、1950年代にマイケル・ポランニーが提示した
言葉で説明しにくい知識…例えば職人の技術や勘
デザイナーのセンスなど、文字とか数値に表すことが出来ないモワッとした感じの知識の事です。

若い頃、バイク屋のオヤジに、物の気持ちを考えろ とか 物の気持ちになれ とかよく言われましたw

ダクトから入ってきた空気はどうしてる?圧力は?温度は?どこへ行きたがっている?上手く流れてるか?

力はどこに伝わってる?ちゃんと動いてる?どこかに過度に力がかかってないか?踏ん張り効いてるか?

要するに物の状態を考えれば、やるべき事が見えてくる。そういうことでした。

マニュアルだけでは伝えられない知識がそこにあったのです。これを身に付けるためには試行錯誤しながら経験を積んで直感や感覚を養うしかありません。

そして何より大切なのは、「理解したい」という気持ち、探究心だと私は考えています。

「理解して行動すること」と「理解せずに行動すること」では、その結果に大きな違いが生じます。

理解して行動することのメリット

* 目標達成: 行動の目的や目標を明確に理解しているため、効率的に目標達成に近づけます。

 * 質の高い成果: どうすれば良い結果が出るのかを理解しているため、質の高い成果を出すことができます。

* 問題解決能力の向上: 問題が発生した場合、原因を分析し、適切な解決策を導き出すことができます。

* 自信の向上: 自分の行動に自信を持つことができ、より積極的に取り組めます。

* 成長: 常に学び、成長していくことができます。

理解せずに行動することのデメリット

* 目標からの逸脱: 目標が不明確なため、目標から外れてしまう可能性があります。

* 低品質な成果: どうすれば良い結果が出るのか分からず、低品質な成果に終わる可能性があります。

 * 問題の悪化: 問題の原因を理解していないため、問題がさらに悪化する可能性があります。

* 自信の喪失: 失敗を恐れて、行動をためらってしまう可能性があります。

 * 停滞: 常に同じことを繰り返してしまい、成長が止まってしまう可能性があります。

つまり「理解して行動すること」は、単に作業を行うだけでなく、なぜその行動をするのかを深く理解し、より良い結果を出すための思考プロセスを含みます。一方、「理解せずに行動すること」は、行き当たりばったりで、非効率なことが多いです。

そして理解するためには、行間を読む力が必要になってくるのです。

行間を読むとは、「相手が言葉では明確に表現していないけれど、伝えたいと思っている意図をくみ取る」という意味で、この力は、相手の期待やニーズに応えたり、コミュニケーションを図る上で非常に重要です。

私たち介護に携わる人間には必要なスキルだと思います。

行間を読む能力を鍛えるには、以下のような方法があります。

1 本や記事を読む: その文章が書かれた状況や理由、意図や感情などを推測するトレーニングになります。

2 相手の表情や声のトーンに注意をする

3 相手の立場や状況、感情を想像する

4 自分の偏見や先入観にとらわれず、柔軟に考える

などです。

「なぜ」という問いを意識し、理解に基づいた行動を取ることで、より良い結果、高品質な仕事を生み出すことができるのです。

以上、今回はこれでおしまいです。お疲れさまでしたー

ps: ウェブ担当の小川です!
いかがでしたか?今回のコラムは
理解して行動するってすごく大事ですよね
今福祉用具専門相談員の資格をとってますが
しっかり利用者さんの障害や持病を考え
どの福祉用具が最適なのかを考える時に
理解して選定していかないと
利用者さんにとって良い商品が紹介できないという事になります。
なので、しっかり勉強し効率よく困ってる利用者さんへ
素早く福祉用具を選定していきたいと思います!
皆さん!頑張っていきましょう!!

今回のコラムはここまです!
次回もお楽しみに〜!

See you next time!!

関連記事