LINK介護職員コラム清水

『Cry for the moon』                                    LINK介護職員vol.71 清水

どうでも良いことはあまり考えずに言葉に出せるのに、「大切なこと」だと、言葉に詰まってしまう。

そんな経験ある人もいるのではないでしょうか。

本来言葉で伝えることに「大切なこと」「どうでもいいこと」は関係ないのです。

ではなぜ「大切なこと」は、なかなか言葉にできないのでしょうか?

1 主観的な経験: 私たちの経験は、それぞれが持つ独自の視点や価値観によって形作られます。言葉で説明できる部分もありますが、感覚や感情といった主観的な部分は、完全に共有することは難しいのです。

 2 複雑な感情: 喜怒哀楽といった基本的な感情だけでなく、複雑で微妙なニュアンスを持つ感情もたくさんあります。これらの感情を正確に言葉で表現することは、非常に困難です。

 3 言葉の限界: 言葉は、現実世界を表現するための便利なツールですが、すべてのものを完璧に表せるわけではありません。特に、抽象的な概念や個人的な体験は、言葉にするとどうしても意味がぼやけてしまうことがあります。

大切なことは、正確に伝えたい。故に「言葉がみつからない」現象が起きてしまうのです。

 では、どうすれば良いのか…

* 具体的な言葉を選ぶ: 抽象的な言葉ではなく、具体的な言葉を

選ぶことで、相手に自分の気持ちをより正確に伝えることができます。

* 比喩や例えを使う: 比喩や例えを使うことで、複雑な感情や概念を分かりやすく説明することができます。

* 相手の立場に立って考える: 相手がどのようなことを考えているのか、相手の視点から物事を捉えることで、より効果的にコミュニケーションを取ることができます。

* 何度も伝える: 一度で完璧に伝えることは難しいので、何度か異なる言葉で伝えたり、別の角度から説明したりすることが大切です。

クオリアという言葉がありますが、これは哲学や心理学で用いられる概念で、「ある経験の質」を指します。例えば、月の「青さ」の感じ方や、ケーキを食べたときの「甘さ」の感じ方などが、クオリアにあたります。

クオリアは、個人の主観的な経験であり、他者と完全に共有することはできません。だからこそ、「大切なこと」は、言葉で完全に伝えることが難しいと言えるのです。

「大切なこと」を伝えることは、簡単ではありませんが、何度も近い言葉で会話することによって、少しずつ相手との理解を深めていくことができます。

諦めずに、行きましょうw

ps: ウェブ担当小川です!
いかがでしたか?今回のコラム
言葉をしっかり伝えるってすごく難しいですよね。
仕事に限らず、自分はこう思って言ってるのに
相手は全く違うことを思い伝えたかった事と違う事が伝わっちゃった
って事が多々あります。
しかし、清水さんが書いてる通り
諦めず、コミュニケーションを取ってしっかり向き合い
一つ一つ言葉を伝えていきましょう!!
僕も頑張ります!!

今回のコラムはここまでです!
次回もお楽しみに!!

See you next time!!

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